2022年1月29日 Z世代が時代に取り残されてる話
時代の変遷を目覚ましく思う今日この頃、2022年1月も間もなく終了。人ってあっという間に歳をとるのねって台詞が言えそうなくらい時が経つのは早いですね。
最近、「Z世代 若者はなぜインスタ・TikTokにハマるのか?」(著:原田曜平さん)という本を読みました。企業もマーケティングの対象としているZ世代、かくいう私もZ世代の一員なので、Z世代とはなんぞや?と思い著書を読んでみました。
日本では少子高齢化の影響でZ世代と呼ばれる人口は少ないけれど、世界的には幼い頃からスマホやSNSなどに触れているデジタルネイティブと呼ばれる世代。Z世代のインフルエンサーが商品を宣伝、発信する事で、様々な世代のSNS利用者への購買促進に繋がるようです。
今では一般人も「バズる」事により一晩で有名人になる可能性も秘めています。それは恐らく1等の宝くじ当選よりも当選確率が高く、とても夢がありますね。
バズるのはどこかのお店の「商品」なのかも知れないし、誰かが撮った「写真」や「つぶやき」なのかもしれないし、タレントとしての「人自身」なのかも知れない。
大衆に好まれやすい、はねやすい傾向はデータを取ったり、人気の発信を模倣したりすることができるかも知れませんが、何が当たるかは発信してみないと分からない。
私はAGT(America's Got Talent)というアメリカのオーディション番組がとっても好きで、YouTubeで過去のシーズンや出演者がゴールデンブザーを取った回の動画をよく見ます。
AGTは本当にざっくり簡単に言うと、優勝賞金100万ドルを目指す、全種目ごちゃ混ぜの一芸大会みたいなものです。
審査員のお気に入りの証、ゴールデンブザーっていうのがあって、それを取る人たちは、マジシャンだったり、腹話術師だったり、仲良しな3人組だったり、9歳の女の子だったりバラエティに富んでいます。
なにが審査員や観客の心に刺さるかわからないですが、それでもブザーを押すことが納得できるいい演者達ばかりです。
安い言葉で悔しいですがとても感動します。
ゴールデンブザーをもらった演者は一晩で人生が変わるとも言われています。
演者として出てくる人達の、想いが詰まったパフォーマンス、芸の完成度などによって増していく観客の高揚感などを観ていると、その会場にいるかのように共感できて心が昂って、心に響くんですよね。
観客や審査員の前で披露する芸は一瞬でも、その芸を作り上げてきた途方もない時間や苦労、積み上げて来たバックグラウンド、人となりなどが垣間見えると目が潤んだり、胸が熱くなります。
画面越しにも伝わる感動のパフォーマンスをLIVEで観ることが出来たら‼︎と動画見る度に思います。でも画面を見るだけでもその場にいる人達の感情に共感できるのは、私自身が海外のコンベンションやフェスなどのLIVEに参加して体感したことがあり、その高揚感をその場で感じたことがあるからだと思っています。
コロナ禍において、大人数でのイベントの開催が難しく、オンラインパフォーマンスが主流になりつつあります。個人的には、とても便利でファンを楽しませてくれるのは有り難いけど、なんだか惜しいなと思ってしまう。
オミクロン株の新規感染者数が増加傾向にありますが、症状が軽症なものになりワクチン接種も進んできて、経済を止めてしまうような事態には発展しないのかも知れません。
モノ消費からコト消費にシフトしてきたように消費行動は時代によっても、今後発展し発表されるサービスによっても変化していくだろうけど、小さな画面の中だけで消費されるにはもったいないものがたくさんあるなぁと思います。
それは技術だったり、知識だったり、知恵だったり、作品だったり、いろんな形をしています。
SNSは誰かの叡智の結晶を簡単に探し出して消費するツールだったりもする。
誰もが発信できる世界になってきて、画面を通してたくさんの人の目に触れる機会はいくらでも作ることができる。
だからこそ自分が発信するものを見てくれる第三者の目は他者との取り合いになる。だからといって争う必要は全くないが、他業界にも対抗心を燃やさなくてはならない。SNSドリームを掴むために一旗上げるには敵は多い。
成し遂げたい夢や目標があるなら、色んな武器を引っ提げて、戦闘モードでバトルフィールドに立たないといけない。
目まぐるしく変化し続ける大変な世の中になってきたなぁと思いつつ、思考ばかりに囚われてる私は取り残されてるのかも。あぁ大変。
いつかLIVEでAGTを観てみたいなぁ。
ちなみに私はアリーシャとハウイ推し🤝